音楽。世間にごまんと溢れかえる中、感動の音楽との出会いは、本当に大切なものです。なぜなら、日常生活をほんのりとイマジネイティブなインスピレイションで彩ってくれるからです。だから私は、音楽を新譜/旧譜の枠で捉えていない所があります。それは、出会いでのみ成立される音楽と自分が瞬時に反応する瞬間と、数多くの再生によって探究するインスピレイションの泉を探り当てるような行為に他なりません。今回ご紹介するこの鈴木勲「自画像」は、オリジナル・アナログは、'80年に録音され、再発CD化されたのが、'05年に存在していた事をまったく知りませんでした。出会いは、ひょんな所やって来ます。OOIOOでの活動やFLYING RHYTHMS“RHYTHM MEBIUS”に参加してもらったベーシスト=AYAに「ヤンベさん、ソレぜったい好きだと思うよ〜」の、いろんな人からよく言われる一言から始まったのです。数日後、それを持ったAYAが店にやって来ました。まず、ジャケを見て!?でした。タイトルは、「自画像」。写真で撮ったようなご本人像。しかしこれは、鈴木勳本人が描いた絵でした。妖怪のような者達に囲まれるご本人の表情は、非常にキリリとして何かを見据えているようです。まずジャケに虜になってしまいました。そして音が、演奏内容が、ホント素晴らしいんですよ!!!!! しかも、たった一人での多重録音なんですね!!!!! ファンタジックでイマジネイティブな、既にJAZZというジャンルをかるく飛びこえてしまっている音楽に夢中になりました。そして、店に着いたらコレを味わう日々を経て、皆さんにどーーーーーしても聴いて頂きたく入荷にこぎ着けました!!! 時空を飛びこえた、時代感覚まったく無い音楽(←当店の最大級の褒め言葉!)なので永遠に聴けます!!!!! ARTHUR RUSSELL“WORLD OF ECHO”〜Mono Fontana“CIRUELO”クラスの特大推薦盤です!!!!!!!!
躍動的なウッド・ベースがやたらカッコイイ!ファンキーJAZZの名作「BLOW UP」でやられてるリスナーが数多くいると思われる鈴木勲の隠れた名作!!! セロニアス・モンク、チャールズ・ミンガス等と仕事をし、数多くのリーダー作あるなかのオリジナル・アナログ・リリース'81年の特大推薦盤!!! 特注のピッコロ・ベース、ウッド・ベース、ハモンド・オルガン、スピネット、このアルバムで印象的/効果的に使われているボコーダー、スキャット、大正琴、中国の二胡(胡弓)、風の音などを一人で多重録音した本人曰く「これは一生のうち一度つくってみたいと念願していたアルバムだったのです。」というインスピレイションの種いっぱい詰まった決定盤!!!!! 大必聴です!!!!! ペインティングをしているような音の描き方に刺激されて下さい!!!!!
■ISAO SUZUKI / SELF-PORTRAIT
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