マヘル・シャラル・ハシュ・バズ「maher merges to worldly frequency」オリジナルジャケットアートワーク展を開催します!
工藤冬里のユニット、Maher Shalal Hash Baz(マヘル・シャラル・ハシュ・バズ)が2021年11月に近江八幡酒游館にて行ったライブの音源を収録したアナログLP「maher merges to worldly frequency」のリリースを記念して、ロスアプソン店主・山辺を含む5人のアーティストによるテストプレス盤を使用したオリジナルジャケットアートワーク作品の展示販売会をロスアプソン店内にて開催いたします。

テストプレス盤を聴いた各人各様のイマジネーションが溢れるオリジナルジャケット群を是非ともご鑑賞下さい!

廃棄される予定だった中古レコードのジャケットをリサイクルした通常盤はもちろんの事、やまばとデザイン事務所のCD-R作品や工藤冬里氏が制作した“器”の販売も予定しております。

※以下、詳細。

maher goes to the worldly frequency
test press 5 sleeves Art Work Exhibition


2022.5.28 (sat) - 7.7 (thu) 8.7 (sun)
※諸事情により開催期間が1ヶ月延長となりました。

at LOS APSON?

open 13:00 - 19:00
※定休日:水曜

作家:
工藤冬里
五所純子
鈴木美紀子
天神さやか&宮岡永樹
山辺圭司

“maher merges to worldly frequency”というビニール盤を作りました。
https://worldlyfrequency1.tumblr.com/
レコードのジャケットは印刷せず、中古レコード店から廃棄されるLPをもらい受けて、それにステッカーを貼る、というやり方にしました。
そのアイデアはカーテンズの人たちが昔やっていたのを思い出して借用したのです。

レコードのプレスはチェコの工場に発注したのですが、初回プレスには不思議な低音ノイズが入っていました。その工場に再プレスを要請しているので、既にレコードを発送してしまった顧客には再度完全盤を送ると連絡しています。

手元に残った大量のノイズ入りのレコード盤は、丁度ロシアのウクライナ侵攻が始まった頃にプレスされました。GZ mediaというその工場を、グーグルストリートヴューで訪問してみると、プラハ近郊のようでした。画像検索してみると、たくましい女の人たちもたくさん働いていました。
https://www.afpbb.com/articles/-/3053123?pid=16100132
彼女たちが働くその工場から、どういった理由でノイズが発生したのか、興味が湧きました。レコードプレスに入ると連絡が来たのが2月20日、日本に届いたのが3月15日なので、侵攻のあった2月25日頃、工場の環境にどんな特殊な変化があったのか、そこで働く彼女たちにどんなストレスがあったのか、インタビューしてみたいと思いました。日本の代理店を通して連絡していますが、どうなるかはわかりません。

盤そのものに傷があるわけではないので、低音ノイズの入ったビニール盤も、廃棄せず、特別な記念として出版できるのではないかと考えました。ジャケットには2月25日のチェコの新聞の一面を使いたいと思い、チェコ大使館に問い合わせてみましたが返事はもらえませんでした。
それらの試みの一部が可能になれば、5月にロスアプソンで予定されている、5人のアーティストによるテストプレス版を使った展示の際に、ノイズ盤と明記して出品したいと思っています。

M.S.H.B.Direct Trade 牧野かよ

■作品販売について

5月28日13時より店頭にて販売。オンラインショップでは15時からとなります。
(※作品のお渡しは、展示期間終了の7月7日以降となります。)

展示期間中は、やまばとデザイン事務所のCD-Rや工藤冬里さんの器など販売いたします。
カレー皿付きカレーの日なども予定しています。

https://www.facebook.com/events/570322037785489/

Posted by ヤマベケイジ 17:20 | LOS APSON? | comments (x) | trackback (x)