《1》dom / edge of time
SOMMOR / GUERSSEN (ESP) / ritmo calentito (JP)
デュッセルドルフで70年代初頭のわずかな期間だけ活動していたバンド、DOMの1972年リリースの唯一のアルバムが2024年リマスター復刻!さまざまな要素を巧みに組み合わせながら、ピンク・フロイドやアシュ・ラ、アモンデュールIIなどにも通じるような、アシッド・トリップ要素満載の独自世界を構築。
《2》菊地雅晃スターマイン / 波紋
CERBERA (JP)
菊地雅晃の“フュージョン・AOR・シティポップ愛”を全面に押し出し、サイケデリック/ダブ要素を加えた2023年秋リリースのアルバム!
《3》Helado Negro / FAR IN
PRIVATE ENERGY / 4AD (UK)
米NYを拠点に活動するアーティストRoberto Carlos Lange(ロベルト・カルロス・ランゲ)のHelado Negro(エラード・ネグロ)名義による2021年リリースのアルバム!ファジー・メロディック・ソウルにチル・アンビエントな要素を掛け合わせた今一番欲しいヤツ!?
《4》TORSO / Water Curve
宇治香園 (JP)
京都の茶問屋、宇治香園の“Tealightsound”シリーズ第11弾!たおやかな音色が幾重にも折り重なり、清澄な余韻を残す8篇の調べ。
《5》Nice Girl / Yummy
PUBLIC POSSESSION (GER) / ritmo calentito (JP)
ニュージーランド出身で豪メルボルンを拠点に活動するプロデューサー、ルビー・ケルコフのソロプロジェクトNICE GIRLの2024年リリースの3作目。
《6》Eric Chenauxの2作品
Constellation (CAN) / MURAILLES MUSIC (FRA)
カナダ/トロントのSSW&ギタリストのEric Chenauxによるアシッドフォークとジャズ要素が融合したような2022年リリースのアルバム「SAY LAURA」と、マルチ奏者のRyan DriverとパーカッショニストのPhillipe Melansonを迎えたトリオ編成で2024年にリリースしたアルバム「delights of my life」。
《7》V.A. / Someone Like Me
Efficient Space (AUS) / ritmo calentito (JP)
フォーキィ、アコースティック、メロウでリラクシン、素朴でジワリ沁みるセピア色のベッドルーム・ポップを満載したコンピ。
《8》Laid Back / FOREVERGREEN
BROTHER MUSIC (DNK) / ritmo calentito (JP)
独自のアーバンサウンドを打ち立てたデンマークのデュオLaid Backが、ビートルズ/ジミヘン/バッファロー・スプリングフィールド等のロックから、エリック・サティやヴィヴァルディ等のクラシックまでカバーした、唯一無二のバレアリックスタイルが炸裂した快作!
《9》MAYUKo / プラネタリウムリラ
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CROSSBRED/SYNTH SISTERS/Kruispunt等で活動するシンセサイザープレイヤーMAYUKoの自身初のソロアルバム!
《10》The San Lucas Band / La Voz de Las Cumbres (Music Of Guatemala)
BONGO JOE (CHE)
ガタガタ〜フラフラとヨタつく独特のタイム感で演奏される人懐っこい特殊音楽。
2024年8月7日に開店30周年を迎えたロスアプソンは、7月に渋谷WWWにて開催したイベント「YOSHIROとLUVRAW with GOLD DAMAGE」を皮切りに、東高円寺U.F.O.CLUBにて8月に某アーティストを招いてのシークレットライブ、続いて9月に「高円寺DDM」、11月にDOMMUNEにて「DAMAGEXPRESS #11 SPECIAL!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! with MERZBOW」、そして間に挟んだ数々の30周年記念絡みのイベントや展示等で、なんとかライフサヴァイヴ&サーフして参りました。
海外からお越しになるお客様もだいぶ増えてきて、ロスアプソン店内はコロナ渦以降どこの国なのかわからない、異国情緒満点の人間交差点ディグり場となっております!
アナログ盤の価格高騰の為、新品LPや7インチEP等がお客様に中々手を出してもらえず、新譜の配給に苦戦しましたが、SNS上では全く気配を感じられないであろう(?)熱心な音楽ファンの中古盤アイテム購買熱(海外のお客様も、新品アナログ盤の価格が高過ぎと感じられた為か思考変換したようで、CDも新品/中古に関わらずお買い上げ頂けるようになってきました!)に非常に助けられた1年でもありました。
2025年は、更に音楽史に残り、そして埋もれている素晴らしい音源をも、ドキドキやウキウキ、ウフフやルルル、ギョギョギョやゲゲゲ(一言で表すならビビビ!ですね♡)といった感覚を誘発してくれるような出会いを求めてやっていこうと思っております〜〜〜。
それでは、2024年のトップ10をザザザッと紹介して参りましょう!
《1》今年の1位には、2024年度のどの新譜作品よりロスアプソン的に重要だと認識する当店定番のdom「edge of time」を堂々選出!!! この演奏外演奏と編集による、聴く度に謎の深まる空間構成をこれからも吟味していこうと思います!
《2》不知火/360°records等からリリースされた様々なフリージャズ人脈でのセッションや、ZERO GRAVITYからリリースされた電子音楽作品等で記憶されているジャズ・ベーシストの菊地雅晃が率いる、エッジ偏執的センスのサイケ・ダブ・エクスペリメンタル・フュージョン・ユニットのアルバム!
《3》コロナ渦からの解放の生を謳歌したような2024年作「PHASOR」よりも、なんだか気分的にコロナ渦中の2021年にリリースされたこちらが店内ではよくかかりました。ファジー・メロディック・ソウルにチル・アンビエントな要素を掛け合わせた永遠に聞けるヤツ!現在の4ADからリリースというのも驚きでした。
《4》GROUPのメンバーであるKENJIのフルート、ORIEのチェロを中心とした、たおやかな音色が幾重にも折り重なり、清澄な余韻を残す8篇の調べ。京都の茶問屋、宇治香園“Tealightsound”からのリリース作!
《5》現代の世の中の“カワイイ”ムードをチルアウト・ラウンジ・サウンドに落とし込んだような、ニュージーランド出身で現在は豪メルボルンを拠点に活動しているプロデューサー、ルビー・ケルコフのソロ・プロジェクトNice Girlのアルバム。ドイツの気鋭レーベル、PUBLIC POSSESSIONの中核アクトの一人!
《6》2024年前半の店内ではとにかく、3位に選出したHelado Negro「FAR IN」と、こちらのカナダ/トロントのシンガーソングライター&ギタリストであるeric chenauxの2作品がよくかかっていました。サン・ラ、チャーリー・パーカー、セロニアス・モンク等に影響されたという独特なバランスのソロ・パートもオモシロい!
《7》「Ghost Riders」や「Sky Girl」等、良質なコンピレーションをコンスタントに手掛けてきたオーストラリアの新頼センスなレーベル、Efficient Spaceからリリースの知られざるアマチュア・アーティストのインディペンデント盤/自主制作ものと思われる驚きのディスカバリー作品。フォーキィ、アコースティック、メロウでリラクシン、素朴でジワリ沁みるセピア色のベッドルーム・ポップが満載!
《8》「White Horse」や「Sunshine Reggae」のヒットで知られるデンマークのデュオ・ユニットLaid Backによるカバー・アルバム。ビートルズ、ジミヘン、ヴァン・モリソンからまさかのクラシックまで!ベテランならではの妙味がジワるナイス企画作!
《9》CROSSBRED/SYNTH SISTERS/Kruispunt等で活動するシンセサイザープレイヤーMAYUKoが2024年にリリースした自身初のソロアルバム!音楽でするべき事を信じるプレイヤー達の“音楽を超越したバイブス”の美しい採集と構成でパッケージングされた、2024年度マスト・チェックな世界レベル天女系の一枚だと思います。
《10》これは衝撃でした!古代マヤ文明発祥の地であるグアテマラのサン・ルーカス・トリマンという山村にて、葬送曲や地元の行事の時に演奏していたというバンド、The San Lucas Bandによる1974年録音の音源!
※DJ MIX作品や売れ筋アーティスト達(メルツバウやヘア・スタイリスティックスやインキャパシタンツや工藤冬里等)の関連作品は、当店の定番・特別枠扱いとなりますので、くまなくチェックをよろしくお願い致します!
[2024.12.23.]
2024年12月24日(火)に、幡ヶ谷FORESTLIMITにて「2024年にLOS APSON?がビビビっ!ときた作品の年間30選チャート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 発表会」を開催いたします!今回のベストに選んだ作品を大音量でプレイしながら、ゲスト等も交えて解説トーク!後半はDJタイムも有り!当店の開店30周年記念イベントの締めくくり(?)&クリスマスパーティー&忘年会も兼ねておりますので、ぜひとも会場までお越し下さい!!!