《11》Kruispunt / Steganos-graphia
Hanging in the wall (JP)
家口成樹、Enitokwa、MAYUKoによるハードコアニューエイジ・シンセサイザートリオKruispunt(クライスパント)の8年振りの2ndアルバム!
《12》WOODMAN / ONE LOOP BEYOND - ONE LOOP DECADE Edition
New Masterpiece (JP)
宇宙にて茶釜をわかしていたタヌキが、あらぬ時間軸的パラレル走行線上にムリヤリ引っ張られたりして、あっちこっち行く伸縮率を眺めている感じに近い?パラノイアック高度な日本産テクノ・アルバム!!! ウッドマンのアート・サウンドっぷりは衰えていなかった2013年リリースのオールタイム大必聴作が、ボーナスCD-Rを加えて再発!
《13》DAVID CUNNINGHAM / GREY SCALE (SUPERIOR VIADUCT盤)
SUPERIOR VIADUCT (US)
現在のエクスペリメンタル・テクノの元祖的様相がくっきり聴き取れる、パンク・ムーブメント以上に静かなるDIY精神を植え付けたキーポイント作!1976年に自主レーベルからリリースした1stアルバムが、米SUPERIOR VIADUCTから2023年リイシュー!
《14》Final Drop / Mimyo
DEEP GROUND (JP)
DJ KENSEI、GoRo the Vibratian、Kaoru Inoue、KNDらによる音楽集団Final Dropの20年ぶりの新作!
《15》Tsuki No Wa / Ninth Elegy (2023年リイシューLP盤)
First on Vinyl (JP)
雰囲気ありありのジャジー且つムーディーな演奏が、いつの時代の音楽なのか全くわからない名作アルバムが2023年アナログLPリイシュー!
《16》Marcello GIOMBINI, Enzo BARBARINO / TRANSVITAEXPRESS (2021年リイシューLP盤)
SOAVE (ITA)
イタリアの作曲家Marcello Giombiniと詩人Enzo Barbarinoが、死後の世界をテーマに1974年にリリースしたミュージックコンクレート作が、2021年アナログLPリイシュー!
《17》サイケアウツ / 逆襲のサイケアウツ:ベスト・カッツ 1995-2000
EM RECORDS (JP)
90年代関西アンダーグラウンドの伝説のユニット、サイケアウツの代表曲やレア音源等を網羅した永劫保存コンピ!
《18》palomatic / trill [DELUXE EDITION]
ExT Recordings (JP)
元電気グルーヴ、TAKAHASHI TEKTRONIX等のKOJI TAKAHASHIのソロユニット、PALOMATICの唯一のアルバムをリマスタリング&ボーナストラック追加でリイシュー!
《19》banana / mind sketches
conatala (JP)
リサイクルショップで買い集めた実機のシンセサイザーとドラムマシーン、MTRで制作した、テープ音質にしっくりきそうなチープ・ファンタジー・ワールドが繰り広げられています!!!
《20》ifax! / NU.F.OFF
HOLE AND HOLLAND (JP)
EY∃(BOREDOMS)のリミックスも収録したifax!の2nd EP。
今年の音楽/アートシーンにおいて当店的に大きなトピックでもある、大竹伸朗の〈JUKE/19〉関連を2023年度のベスト1位から外すとなると(今年も円盤から素晴らしい力作リイシューが続きましたが、昨年の年間ベスト9位にも入れていたので泣く泣く…)、さて困った。
…と、考えあぐねていた所に、毎年恒例な感じの“ロスアプソン年末入荷ショック!”的にほぼ同時に到着した、NASCA CAR「ACID 2」とコンピ「Yacht Soul - THE COVER VERSIONS 2」を試聴して、脳味噌がフル回転しだした!!!
これは来年の展望も兼ねて、“荒んだ世の中でのブライト(Bright)な歌心の探究”というテーマ予測もありで「Yacht Soul - THE COVER VERSIONS 2」を1位にダッシュ選出します!
NASCA CAR「ACID 2」の帯2枚付きアイテムの破壊力と内容の濃さにもクラクラしました。。。
さて、それではトップ10をザザザッと紹介して参りましょう!
《1》…という訳で、「ロスアプソン2023年ベストは、JUKE/19関連作を“継続裏番1位”とすると、表の1位は何なのか!?」とシンキングしているところに到着した、隠れた名曲ばかりのカバーソング集「Yacht Soul - THE COVER VERSIONS 2」を聴き進み、日本語対訳ライナーを読んでいると、脳味噌がフル回転しだした!!! これは、不況時代に寄り添う、今を輝くべき名曲(や数多のバージョン/カバーソング)探しの旅の提示なのではないかと!? このJUKE/19から「Yacht Soul」へのトップクラスでの思考振幅の構造を、岡本太郎氏の“対極主義”ならぬ“両極主義”と店主は捉えています。何度聴いてもホンワリとしたファジーなナイス・バイブスが漂うこのコンピは、2024年度も引き続きオススメであります!
《2》こちらも2023年後半に入荷した大変素晴らしい作品!!! 既に、オーガニック・アンビエント名作の風格。店内にてリプレイしていると、かなりの確率で「これ良いですね!」と(日本/海外からのお客さんを問わず)声をかけてもらい、お買い上げ頂いております!
《3》虹釜太郎が主宰していたレーベル〈不知火〉や〈360°records〉からリリースされていたJIGENやTsuki No Waの名作がアナログLP盤で続々リイシューされた年としてもインプットされた2023年でしたが、氏の関連レーベル作品は、今後もいろいろなところからリイシュー蘇生しそうですね。早過ぎたブロークン・ドラムンベースの名作2タイトルを見逃すな!!!
《4》¿What Next? Recordingsからのオリジナルリリース当時、何度も再入荷していたロスアプソン・クラシックス!デヴィッド・ダン「天使と昆虫」がEM RECORDSさんから新装パッケージにてお届けで敬礼であります!!! 信頼のディスカバリー・レーベルでもあるEM RECORDSをくまなくチェックしよう!
《5》「Sunshine Reggae」や「White Horse」で有名なLaid Back、まだやっていたんですね。。。(失礼しました!) というか、今回の新作のユルユルでミニマルな楽園的バレアリック・ムードにハマってしまい、「Laid Back万歳!」なんて店内で叫んでいたと思います。
《6》アナログ12インチEP作品ですが、今年のロスアプソン・パラレル部門の重要キーワード「DDM(DANGEROUS DANCE MUSIC)」トピックなので、取り上げるしかありません! 内容も、33回転でも45回転でもイケる、一枚で二度楽しい感じに仕上がっています。キミも今すぐ溶解DDMをゲットして、サイバー・ワープな生活を送ろう!?
《7》BRAINSTORY初来日ツアーのライブのオープニングアクトとして出演していた、日本人ばかりで構成されたカンボジアン・ロック・バンド、LES KHMERS(クマイルス)のライブがあまりにも良かったので、即入荷させて頂きました。タイムスリップしたようなカンボジアン・ガレージ・サウンドが大変に魅力的です! 当店的にホットな大好物バンド!!!
《8》テキサコのアナログ盤がこの世に出現!!! 音もジャケットも、むちゃくちゃカッコイイです! 内容が米LAFMSのSMEGMAみたいになる瞬間もあって、やはりゴイスーなバンドだなと。当店ではレーベルにお願いして、生写真の特典付きです!
《9》そして、今回も問題作と言っていい(毎回か…)、NASCA CARの「ACID 2」デラックスバージョン2枚組CD+オマケMIX CD-R「ダンス天国2」付きにクラクラ。。。そうです、「これが毎年恒例のようにある“ロスアプソン年末入荷ショック!”のあからさまな一例ではないか!?」と、脳味噌がビビビ!っとなり、内容の濃さ、情報の濃さ、ある行為の手続きの仕方、盤面の下にQRコードとかの特盛り状態にタジタジとなっている隙に、スルリと2023年間ベスト上位進出で、こちらもビックリしました〜〜〜。
《10》変名でのリリースを経て、やっと出た本家DUMDUM TV名義リリースに「なんで今やねん!」(古っ!)と関西弁でツッコミたくもなるダムダムさんですが、とりあえずリリースされたことに祝!!! ジャケットアートワークが、ヘア・スタイリスティックスの一連の自主制作CD-Rシリーズと見分けが付かないような感じがまた。。。
※サラッと流しましたが、都合により2023年度は「LOS APSON?がビビビっ!ときた作品の年間30選チャート」となりましたので、ご了承下さい。また、DJ MIX作品や売れ筋アーティスト達(メルツバウやヘア・スタイリスティックスやインキャパシタンツや工藤冬里等)の関連作品は、当店の定番・特別枠扱いとなりますので、くまなくチェックをよろしくお願い致します!
[2023.12.20.]
2023年12月25日に幡ヶ谷FORESTLIMITにて開催した「2023年にLOS APSON?がビビビっ!ときた作品の年間30選チャート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 発表会」でも、今回の年間ベスト選出作品について解説しておりますので、YouTube LIVE配信アーカイブを是非ともご覧下さい!!!
(※別ウインドウが開きます)