ここに紹介している世界各国の現代感覚に彩られた音楽家達は、“WORLD MUSIC”という枠に収まりきらないハイブリッドなセンスで、ダンス/ロック/アシッド・フォーク/チルアウト/ミニマル/ドローン/コラージュ/豊かな遊び心を音楽作品から伝えてくれます。最近の欧米の新譜になかなか心動かされなかった我々Los Apson?スタッフは今、世界各国の特定の地域性から発せられる人間交流が豊穣なバイブレイションを放つ作品や表現、伝統への敬意と革新のバランスにトライする音楽家たちの作品を発掘し、皆さまへ紹介出来ることに無上の喜びを感じ興奮しております!!!!! 未知なる表現やニオイを求めてこれからも精進いたしますのでお付き合いのほどを宜しくおねがい致します!!!!!!!!!!(※今の感覚で聴ける旧譜音源もご一緒に紹介させて頂きます。)
(2007.7.16)
(2007.12.15 作品追加)

DICK EL DEMASIADO / SIN PUES NADA


うわ〜〜!!何じゃコレ〜!! 南米コロンビア産・山岳系スットコ・ダンスミュージック=クンビアを、モダーンかつおバカにチューン・アップ!!! 打ち込みによる脱臼したポリリズムは、アフタービートの間違った使い方の見本市のようなキテレツさ! せっかく(無理矢理)盛り込んだアーバンな要素も、ルートを大きく逸れて全く別の地点に…。必見のジャケット・アートワークを見ても、天然のアホ楽しいエネルギーを放射してる、楽しい人達。なんか、バットホール・サーファーズに通ずる感覚も想起される!?


LA BOMBA DE TIEMPO


モノ・フォンタナ奇跡の大名作1stアルバム「CIRUELO」への参加や、日本のROVO関連のミュージシャンとのセッション音源でも知られる特ユニークな打楽器奏者サンティアーゴ・バスケスがプロデュースする総勢14人も参加するパーカッション・ユニットのライブ・アルバム!!! パーカッション・アンサンブルがどうこうとか言うことでなく、その場その瞬間を楽しむための太鼓!太鼓!太鼓! ゴマ&ジャングルリズムセクション、フライング・リズムス、オライビからボアダムスのファンにまで幅広くオススメします!!!


Alejandro Franov / melodia


これまた、是非ともみなさんに紹介したかった一枚が入荷!!! アルゼンチン音響界隈で話題になっていたアレハンドロ・フラノフによる、2005年サンティアーゴ・バスケスが録音を担当した純ピアノ・ソロ。ジョン・ケージの言葉がブックレットにのってて小難しいの?と思わせますが、いざPLAYボタンを押してみると、なんとも微妙なメロディーが有るような無いような浮遊感のあるピアノ・ソロで、疲れた頭にはすこぶる塩梅が良いです。もやった夢の中で清水がサラサラと流れているイメージとでも申し上げましょうか。


Cesare Dell'Anna e Opa Cupa / "hotel albania" remix


日本人には、まったく理解出来ない驚愕のリミックス集!!! もとは、フィッシュボーンみたいな(たとえですよ、たとえ)ブラス・バンドなのにぃー!!! なんかショック(イイ意味で)!!! まずこの、イタリアのリズム感覚ですよね。我々との決定的な違いは。でも現代のダンス・ミュージックにも顕著なミニマルなループの気持ちよさがココにも在るから、なんかスゴーく魅せられるセンスが盛り沢山に思えるんです!!! 脳の未開地開拓ダンス・ミュージック・マニアに向けてオススメ!


ELECTRIC KULINTANG / DIALECTS


ソニック・ユースのTHURSTON MOOREが参加してるってーことで、何気にオーダーしてみたらメチャクチャ素晴らしかった一枚!!!!! フィリピーナ・アメリカン女性パーカッショニストSUSIE IBARRAと、ドラマー/パーカッショニスト/プログラミングのROBERTO RODRIGUEZの二人を中心にフィリピンの民俗音楽クリンタンをモダン・エレクトリックに仕上げ、そこに控えめなギターや子供の声のフィールド・レコーディングのカットアップが被さる、何とも言えない独特のミニマリスティックな気持ち良さに包まれる2007年の大推薦盤を見つけました!!!!! 大必聴です!!!!! 店内でも猛烈ヘビー・プレイ中!!!!!


WHITE MICE / Same


久々に震え、悶えた傑作!!! 80年代ダンスホール名作の再発! シン・ドラムがディジタルな鼓動を刻む上に、このアクの強いヨジレたボーカルが空間を塗りこめる!! もー、タマランこの声は、SEEDSのスカイ・サクソン並み?! 店内でも繰り返し聴きまくっとる1枚!GREAT!!! ズバラジイ〜!!


Ronu Majumder、Tarun Bhattacharya / NATURAL


これをPLAYすれば、そっこード・印度!!! 天竺直行便!!! オレ、初めて聴いた時、気持ち良すぎてそっこー眠りの世界に連れてかれ「◯◯◯◯夢」みてしまいました!!! バーンスリー(竹の笛)奏者=ロヌ・マジュムダールは、フィリップ・グラス、ラヴィ・シャンカール、ジョージ・ハリスン、ライ・クーダー、ザキール・フセイン等とのレコーディングに参加。100本の弦を木製のマレットで叩いて音を出す楽器(ALTZのアルバム「V4」の“HILLTOP GREETING”で使われてた綺麗な音の楽器)、サントゥール奏者=タルン・バッタチャリヤは、インド古典音楽の探究派である。二人の奏でる音世界は、己にある無限の快感力を引き出すことが出来るツールにもなりえると思う。


V.A. / Lesotheo Calling - lesiba&sekhankula music


一瞬バカバカしい!と思わせるぐらいの衝撃!!! 大の大人が、子供のようなハマリ具合を聴かせます!! 吹く口琴=ブロウン・マウスボウやコンセルティーナ(小型手風琴)、sekhankula(楽弓)等の録音で「想像力へのトライ!」を試してみて下さい!!! 電子ウグイスみたいなのもあり!!! 遊戯の時間をたっぷり与えられた者のみが獲得出来る<永遠に飽きることのない音への純粋探究>の記録が、これです!!! ヒュー・トレイシーの歴史的フィールド録音の復刻でお馴染みSWPレーベルの新タイトル!!!


EL MAPURITO / caribbean music from colombia


えっ!!!「味園でのFLOWER OF LIFE!」って思ってしまうこのジャケ、強力じゃないっすか!!!(じつはこのジャケ、ブックレット裏なんです。)コロンビアのおっさん(←かなり爺なのに<or だから>、女好き!ジャケのトレイ下の写真、若い綺麗所はべらかしてる!)中心の、かなり原始パーカッシブなコロンビア発村祭り的カリビアン・サウンド!!! ぱりっと明るい!!! よっ!!! この図太いタフ・パワーは、今ぜったい必要だっ!!!


BLACK ZONE ENSEMBLE / LIFE


これまた良いね〜〜!! イタリアの大注目レーベル11/8 recordsからの新譜なのですが、聴いてるとまったくもって時代感がわからなくなる、自分的には90年代中頃のパーティLIFE FORCEの雰囲気を連想してしまうオシャレかつ気が利いてるディープ・ハウス・アルバムとなっております!!! 遊び心生きた、実生活からポロリと出てきたナイス・バイブ作品であることは、間違いありません!! Nick The Recordの名作MIX TAPE“JAZZ PARADOX”と同じようなこの、何度聴いても記憶にイヤラシくこびりつかないセンスは、一体何なのか!? 具合が良いってことか!?


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