SILENT GIANT entertainment (US) / BARRIO GOLD / MUSIC CAMP (JP)
エクアドルとグアテマラの家系に生まれたラティーナで、カリフォルニア州南部の都市カーソン出身の女性シンガー、トリシュ・トレドのデビュー作。チカーノ・ソウル一つの理想型を体現。スイート・ラティーノの真髄で、全くもって素晴らしい!
HEAVY SHEET PRODUCTIONS (US)
名作「SASKAMODIE」が、リリースから10周年を祝ってリマスタリング&限定1,000枚で初のアナログLPリイシュー!!!
EM RECORDS (JP)
タイHIPHOPシーンから現れたJuuの、ルークトゥンとHIPHOPに共通するマナーを完全に矛盾なく消化しきった初のアルバム。
BORN BAD (FRA)
無駄に元気パワー充満の1960年代前半のフランス産チャチャ音源集!
FAR OUT RECORDINGS (UK)
デビュー以前の1973〜75年の2年間に録音されていた貴重なセッションの記録までが狂喜の御開帳!!!
THE TRILOGY TAPES (UK)
山手線の中で1日の利用者数が1番少ない街「鶯谷」の架空のサントラ音源!ゲロゲリ秘蔵の国産レアグルーヴ12曲を収録。面白い時期に投下されたと思うので、和モノグルーヴとしても世界に一石を投じられるか(!?)気になるところです!
OZ disc (JP)
90年代Lo-Fi/スカムシーンで話題を呼んでいた身長2mの23年ぶりのアルバム!孤立した魂が解放される瞬間をパッケージ。
ATHENS OF THE NORTH (UK)
最高にとろけるマイナー・メロウ・ソウル・チューンで幕を開けるラブ充満なレア・グルーヴの秘宝。
Kalita (UK)
1988年録音の打ち込みマイナーソウル音源が、デモバージョン等も追加収録され再発!
saigon supersound / INFRACom! (GER) / ritmo calentito (JP)
南ベトナムのサイゴン(ホーチミン)で60年代から70年代に生まれた珠玉のポップ・ミュージックを集めたコレクションの第2弾!
膨大な情報の海原の前に佇み、平成から令和へ、そして更に曖昧模糊とした現実を突き進む(?)2019年現在、皆様いかがお過ごしでしょうか? 大丈夫ですか! 大丈夫ですか! 飽和状態で思考が停止していませんかっ!?(自分にも言い聞かせています)
そんな状況下で当店は、なんとか25周年を迎えました。様々な時代の波をこうしてなんとか乗り越えて継続できたのも、偏にご愛顧頂いた賜物であります。誠にありがとうございます!
さてさて、そんな飽和海原をサーフした今年のロスアプソンは、こんな感じの年間ベストになりました。くまなくチェック吟味をよろしくお願い致します!
《1》フィンランド育ちのラティーノソウルシンガーという、ややこしい経歴を持つボビー・オローサ。トロける歌声にチカーノ・ライクなサウンドでメロメロになりました。ムード歌謡級の女々しい歌詞やエモーションも、娯楽を越えた癒しゾーンに誘う要素になっていますね。
《2》Warner Bros.からリリースされた二枚のアルバムからの名曲のデモ(アイヴァース本人は、「デモ音源がエネルギーも、ソウルも、ガッツも勝っていることが多い」と発言しています)や未発表音源を、先鋭的なセンスの作品をリリースする米RVNG Intl.が送り込んだ2019年度キーポイント作! 視野がグッと広がるような驚きの展開をみせたレーベル手腕の鮮やかさに拍手!
《3》いやはや、サーファーズオブロマンチカ単体のコンピレーションなのに、全然一つのバンドに聴こえない“とっちらかり方”が、やはりサーファーズオブロマンチカたる所以。時代を無視した明るい混沌(祭り)を即楽しみたいならこれしかない!
※P.S.:「SUN∞」発売を記念して、店主・山辺が頑張って(?)「SUN∞」だけでDJしているので、ぜひCDをお買い上げ頂き、聴き比べて頂ければ幸いです!
https://www.youtube.com/watch?v=uK2XMQkgna8
《4》このスポンティニアス・オーヴァースロウの再発を初めて聴いて、「調子っぱずれの美学」のホームラン級アイテムであることに狂喜! ロスアプソン2019年度ヘンテコ・リイシュー部門大賞です! Chocolate Industriesから2013年にリリースされた、リズムマシーンなどを導入したDIYソウル先走り名作コンピレーション「Personal Space」にも収録されていたバンドですね。
《5》何度聴いても心地よい涼風が吹いてくるエキゾチックAORの名盤。昨今のAORディグ・アイテムの最重要盤が、クリアーブルー・アナログLP盤で祝復刻です!
《6》多国籍なバラエティ感ある歌モノなのに、このフックもありながらサラッと心地よく聴けるフィーリングには、VIDEOTAPEMUSICの秘めたる力量をジワジワと感じました。スリップケースのキャッチーさから一転、プラスチックケース物体の渋い仕上がりのコントラストもユニークな作品!
《7》今年は、YOSHIRO広石が初めて作詞したという名曲過ぎる「それぞれの存在(Minority Pride)~Japanese Version~」を聴いて、何度も感動のガッツポーズをしました! これこそ、世の中に蔓延してほしい大名曲だと思います。ゼヒともチェックしてみてください!
《8》AOR~シティ・ポップ~フリーソウル~バレアリックともリンクする、1970年代~80年代の世界各国のレア盤やプライベートプレス盤から厳選されたナイス・ナンバーを収録した「AOR GLOBAL SOUNDS」シリーズの第四弾!!! 今回はディスコ/ブギー色も濃く、ウキウキ度アップで最高です!
《9》アンクル・オーが選曲監修を手掛ける審美眼がキラリと光るソウル・コンピレーション・シリーズ第四弾。珠玉ソウル満載の、ロスアプソン的2019年リスニングの指針となった豊穣オススメ盤! 名曲の伝承をスタイリッシュに提示。
《10》アンデルセンズの“つびー”こと小野崎清一によるアンデルセンズ結成以前の録音集なんですが、これがスゴイ! フラフラの旋律を歩みながらも妙な心地よさもある、ちょっとキちゃってる感じのワクワクが詰まったオススメCD。これから発掘が進みそうな「調子っぱずれの美学」の隠れ(?)名盤に認定!
※P.S.:ロスアプソンに入荷したDJ MIXものや、売れ筋アーティスト達のメルツバウやヘア・スタイリスティックス(※今年は例外的にアナログLP盤が14位にエントリーされています!)、うっど漫まん a.k.a. WOODMAN関連、GRUX関連、虹釜太郎関連などは、当店の定番・特別枠扱いとなりますので、くまなくチェックをよろしくお願い致します!