《11》SESSA / GRANDEZA
BOILED (US)
ブラジル/サンパウロの注目アーティストSESSAの1stアルバム!!! 先達のトロピアリア運動直系のサイケデリック幻惑感が炸裂で、いつの時代の音楽なのかサッパリ分からなくなります!(褒め言葉)
《12》V.A. / AMERICA INVERTIDA
Little Butterfly (URY) / VAMPI SOUL (ESP)
知られざるウルグアイ音楽を知るワクワク感が詰まったオススメ作!
《13》SERGINHO MERITI / Bons Moments(2020年リイシュー盤)
TIME CAPSULE (UK)
1981年ブラジル産ファンキー・ソウルの名曲揃いのアルバム!
《14》SPINETTA / YA NO MIRES ATRAS
RCA / SONY MUSIC (ARG)
アルゼンチンロックの至宝スピネッタが「Un Manana」録音時期に残していた未発表曲集!
《15》Quiroga / Passages
Hell Yeah Recordings (ITA) / calentito (JP)
一筋縄ではいかぬユニークなバレアリック・ファンクを満載した好盤。
《16》Buscabulla / REGRESA
RIBBON MUSIC (US)
キュートな囁き系ボーカルとチャカポコした隙間多めの心地よいサウンドメイキングにすこぶるキュンキュンします!
《17》Galapagos Oxyxpxc Show / Japonica Anarchic Value Set
deverb (JP)
こりゃ2020年度のリリース事件簿だっ!!! ダムダムTVが変名“ガラパゴス・オリンピック・ショー”として20年ぶりぐらいに新作をドロップ!
《18》V.A. / Kiwi Animals: Future/Primitive Aotearoa '82-'91
STRANGELOVE (NZL)
80年代から90年代初頭にかけてのニュージーランドの宅録/インディー・シーンで活動したアーティスト達の知られざる音源を編集したコンピ。
《19》eddie marcon / tenpinoma
pong-kong records (JP)
2020年のムードにぴったりと寄り添うジャパニーズ・フォークとなっており、哀歌なのに?何度も聴いてしまうバイブスをジンワリと放っています。
《20》JOCY DE OLIVEIRA / A MUSICA SECULO XX DE JOCY
LITORAL (GER)
ストラヴィンスキーやジョン・ケージとも共演、Brazilian Academy of Musicの一員としてアカデミックな世界でも多くの実績を残したジョシー・ヂ・オリヴェイラの、“前衛サンバ”と称した醒めたぶっきら棒な歌唱も衝撃の名盤!!!
2020年は新型コロナウイルスの席巻により、世界的な共有感覚を自ずと持つことになりました。友人・知人や国内外のアーティスト達にも気軽に会えなくなり、STAY HOME状態が続き、自粛の気運も高まりましたが、食べて、寝て、散歩するだけでは満たされない心の隙間を埋めてくれる音楽の必要性を感じた方も多くいたのではないでしょうか。そんな渦中での、ロスアプソン年間ベスト50選です。
《1》洒落っ気たっぷりの完成されたアーバン・ブギー・ナンバーが目白押しの、URBAN VOLCANO SOUNDSによる1stアルバム!!! ゲストプレイヤー起用のハマったセンスも素晴らしかった! 既発7" EPの楽曲も別バージョンで収録されているので、ファンはその辺もチェックをお忘れなくぅ〜。
《2》2020年、最も印象的な時代に寄り添う楽曲を7" EPと配信で2作連続リリースした坂本慎太郎。微かな予言、希望、そして現実を研磨した言葉と、脱力しながらも筋の通った演奏で、さらりと届けられましたが、やはりそのセンス(?)に俄然魅了されました。染み入ります。
《3》箏曲家の沢井忠夫&沢井一恵、尺八奏者の山本邦山、ジャズ界から前田憲男、猪俣猛など手練れ演奏家を召集し異種混合交流を試みたアルバム。日本民謡をジャズ・ロック(?)で染め上げ、1973年にRCAからリリースされた世界注目の和モダン・サウンドが、なんと英〈MR BONGO〉から復刻。その事実に衝撃を受けました!
《4》期待していなかったのに(正直でスミマセン…)ズルズルとハマり込み、気がつけば毎日こればかり聴いていた。敏感センスを持つ脳BRAINに、ある日の納品時に「また聴いてますね、スイスの」と言われ、本当にしつこいほど聴き込んでいたので、なんだか少しハズカシくなった思い出が…(なんでだ)。スイスのシンセウェーブ〜エクスペリメンタル・ポップ〜DIYオルタナティヴ〜プレ・テクノ界隈の底力を思い知らされました。
※P.S.:35位に選出した“MEGA WAVE ORCHESTRA”は関連アイテムですので、こちらもチェックをお忘れなく!
《5》新鋭レーベル〈STRANGELOVE〉がなんだかビビビっと気になって、オーダーしてみたら面白くてビックリしたやつ! 80年代ポルトガルの実験音楽デュオ、DWARTの初期未発表/ライブ音源を編集したアナログLP。いろんなものがこんなに溢れている時代でも、ピュア・ニッチな匂いを嗅いだような気がしてワクワクしました!
《6》その洒脱なセンスに度肝を抜いた逸品。正道からタフに逸れる手腕に脱帽。粋の中にアヴァンギャルディズムが息づく、確認するべき独創芸の素晴らしさ! 特マストだと思います。
《7》石原洋の23年ぶりのソロアルバム。雑踏から立ち現れる電子音や空間エフェクトの数々と演奏の同居したミュータント・ミュージックコンクレートは、新たな聴取体験の提案であると言えます。
《8》40年ぶりに完全新作アルバムをリリースした、〈Crammed Discs〉創立者マルク・オランデル率いるアクサク・マブール。今までの歴史を全て注ぎ込み、ニッチ・ポップの金字塔を打ち立てた感のある、聴けば聴くほど胃もたれせずに発見のある、素晴らしく豊かな内容。
《9》2020年、ロスアプソンにて華麗に?旋風を巻き起こした脳BRAIN a.k.a. DJ ACID A MANNERによる、正気とは思えない高速コンデンスド・コラージュ作。45回転/ピンクのキッチュでドぎついカラー12インチでラヴ・エクストリームも最高潮!
《10》フランスのアヴァンギャルド・ジャズ・ユニットNO TONGUESによる2020年リリースの2nd。先住民族とのワークショップやフィールドレコーディングの素材を構築した、ハイブリッド・イマジネーション溢れるボーダーレス・エクスペリメンタルな内容に興奮します。
※DJ MIX作品や売れ筋アーティスト達(メルツバウやインキャパシタンツやヘア・スタイリスティックスや虹釜太郎等)の関連作品は、当店の定番・特別枠扱いとなりますので、くまなくチェックをよろしくお願い致します!
[2020.12.21.]
2020年12月22日にFORESTLIMITにて開催した「2020年にLOS APSON?がビビビっ!ときた作品の年間50選チャート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 発表会」でも、今回の年間ベスト選出作品について解説しておりますので、是非ともご覧下さい!!!