head_img

 

photo

《21》佐々木久美 / Soul Sound on Victron

VICTOR (JP)

ビクトロンという電子オルガンを主軸にしたインストゥルメンタル作品。


photo

《22》Tealightsoundシリーズの2タイトル

宇治香園 / SOMETHING ABOUT (JP)

茶の木彫の人形から受けたインスピレーションの遠い記憶を辿るようなタイムワープ的で滋味深いアルバムの大野松雄「茶の木仏のつぶやき」と、日常のリフレッシュとして役立ちそうな良質サウンドスケープな内容のCOMPUMA & 竹久圏「Reflection」。


photo

《23》MILFORD GRAVES / BABI

CORBETT vs. DEMPSEY (US)

人間がそもそも自然に持つ起爆力、膨張性をあらためてvividに提示するこのトリオの脈動!


photo

《24》Bomis Prendin / Clear Memory

MENTAL EXPERIENCE (ESP) / ritmo calentito (JP)

レジデンツを思わせるシンセやノイズ、初期アリエル・ピンク的なDIYマナーありの、84年リリースのアルバムの再発。


photo

《25》STEVE PICCOLO / DOMESTIC EXILE

MENTAL EXPERIENCE (ESP) / ritmo calentito (JP)

ラウンジ・リザーズのベーシスト、スティーヴ・ピッコロがイタリアのみで発売していた貴重なアルバムが再発!


photo

《26》FRANK HARRIS & MARIA MARQUEZ / Echoes

STRANGELOVE (NZL)

アメリカのマルチ・アーティストFRANK HARRISとベネズエラのシンガーMARIA MARQUEZが80年代にリリースしたニューエイジ・エスノ・ポップ!


photo

《27》SVEN WUNDER / wabi sabi

Piano Piano (SWE)

抑揚を抑えたファンキーな演奏に、尺八、古筝、シタール等のアジア伝統楽器、そこにMOOGシンセ等を絡めていく心憎い手腕に拍手!!!


photo

《28》DON THE TIGER / MATANZAS

Crammed Discs (BEL)

キューバ北岸の都市マタンサスをタイトルに掲げた、洞窟エキゾチカ・ラテンとも言えそうな不思議な音響世界を展開しています!


photo

《29》V.A. / Zam Groove - Music from Zambia

SWP (NLD)

マイケル・ベアードが自ら録音したザンビア音源から7曲を厳選した音質も最高のアナログLP盤!!!


photo

《30》HISTORY OF COLOUR / ANTUMBRA

SHIKA SHIKA / calentito (JP)

バリオ・リンドとエル・ブオのジョイント・プロジェクト=ヒストリー・オブ・カラーによる初アルバム。


 

 

photo

2020年は新型コロナウイルスの席巻により、世界的な共有感覚を自ずと持つことになりました。友人・知人や国内外のアーティスト達にも気軽に会えなくなり、STAY HOME状態が続き、自粛の気運も高まりましたが、食べて、寝て、散歩するだけでは満たされない心の隙間を埋めてくれる音楽の必要性を感じた方も多くいたのではないでしょうか。そんな渦中での、ロスアプソン年間ベスト50選です。

《1》洒落っ気たっぷりの完成されたアーバン・ブギー・ナンバーが目白押しの、URBAN VOLCANO SOUNDSによる1stアルバム!!! ゲストプレイヤー起用のハマったセンスも素晴らしかった! 既発7" EPの楽曲も別バージョンで収録されているので、ファンはその辺もチェックをお忘れなくぅ〜。

《2》2020年、最も印象的な時代に寄り添う楽曲を7" EPと配信で2作連続リリースした坂本慎太郎。微かな予言、希望、そして現実を研磨した言葉と、脱力しながらも筋の通った演奏で、さらりと届けられましたが、やはりそのセンス(?)に俄然魅了されました。染み入ります。

《3》箏曲家の沢井忠夫&沢井一恵、尺八奏者の山本邦山、ジャズ界から前田憲男、猪俣猛など手練れ演奏家を召集し異種混合交流を試みたアルバム。日本民謡をジャズ・ロック(?)で染め上げ、1973年にRCAからリリースされた世界注目の和モダン・サウンドが、なんと英〈MR BONGO〉から復刻。その事実に衝撃を受けました!

《4》期待していなかったのに(正直でスミマセン…)ズルズルとハマり込み、気がつけば毎日こればかり聴いていた。敏感センスを持つ脳BRAINに、ある日の納品時に「また聴いてますね、スイスの」と言われ、本当にしつこいほど聴き込んでいたので、なんだか少しハズカシくなった思い出が…(なんでだ)。スイスのシンセウェーブ〜エクスペリメンタル・ポップ〜DIYオルタナティヴ〜プレ・テクノ界隈の底力を思い知らされました。
※P.S.:35位に選出した“MEGA WAVE ORCHESTRA”は関連アイテムですので、こちらもチェックをお忘れなく!

《5》新鋭レーベル〈STRANGELOVE〉がなんだかビビビっと気になって、オーダーしてみたら面白くてビックリしたやつ! 80年代ポルトガルの実験音楽デュオ、DWARTの初期未発表/ライブ音源を編集したアナログLP。いろんなものがこんなに溢れている時代でも、ピュア・ニッチな匂いを嗅いだような気がしてワクワクしました!

《6》その洒脱なセンスに度肝を抜いた逸品。正道からタフに逸れる手腕に脱帽。粋の中にアヴァンギャルディズムが息づく、確認するべき独創芸の素晴らしさ! 特マストだと思います。

《7》石原洋の23年ぶりのソロアルバム。雑踏から立ち現れる電子音や空間エフェクトの数々と演奏の同居したミュータント・ミュージックコンクレートは、新たな聴取体験の提案であると言えます。

《8》40年ぶりに完全新作アルバムをリリースした、〈Crammed Discs〉創立者マルク・オランデル率いるアクサク・マブール。今までの歴史を全て注ぎ込み、ニッチ・ポップの金字塔を打ち立てた感のある、聴けば聴くほど胃もたれせずに発見のある、素晴らしく豊かな内容。

《9》2020年、ロスアプソンにて華麗に?旋風を巻き起こした脳BRAIN a.k.a. DJ ACID A MANNERによる、正気とは思えない高速コンデンスド・コラージュ作。45回転/ピンクのキッチュでドぎついカラー12インチでラヴ・エクストリームも最高潮!

《10》フランスのアヴァンギャルド・ジャズ・ユニットNO TONGUESによる2020年リリースの2nd。先住民族とのワークショップやフィールドレコーディングの素材を構築した、ハイブリッド・イマジネーション溢れるボーダーレス・エクスペリメンタルな内容に興奮します。

※DJ MIX作品や売れ筋アーティスト達(メルツバウインキャパシタンツヘア・スタイリスティックス虹釜太郎等)の関連作品は、当店の定番・特別枠扱いとなりますので、くまなくチェックをよろしくお願い致します!

(LOS APSON?店主・山辺圭司)
[2020.12.21.]

2020年12月22日にFORESTLIMITにて開催した「2020年にLOS APSON?がビビビっ!ときた作品の年間50選チャート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 発表会」でも、今回の年間ベスト選出作品について解説しておりますので、是非ともご覧下さい!!!