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《41》触媒夜 / 沈行

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音楽を観念的に追究するあまり「アッチ側」の扉を開けてしまい、入り込み、居座り、どれどれと探索しているような、あぶな~~~いディープ音響作品。


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《42》TOXOBAM / HOT GOTH

SLIDE MOTION (JP)

ブロークンビーツ・ミュータントTOXOBAMのアルバム!!! 乱れ打つ分断オクトパス・ビートに悶絶!!!


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《43》ARAKI KENTA / BIG X

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MSX一台のみで作られたオールドゲームミュージックな音色が際立つ荒木健太の通算10作目!!!


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《44》POL NADA / La San Llamarada

fertil discos (ARG)

フォルクローレとアシッドフォークとワールドビート系が渾然一体となり溶解したような、モノクローム・ファンタジック・ワールド!!!


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《45》PASCAL COMELADE / DEVIATIONIST MUZAK

Discmedi Blau (ESP)

気心の知れたメンバー達との哀愁楽団サウンドは、コロナ禍時代の心の慰めになると思います。


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《46》attc vs Koharu / 縁かいな 〜Bring Us Together〜

Sweet Dreams Press (JP)

ロックステディ〜レゲエ、モーラム、ニューオリンズのアンサンブルと、端唄、俗曲、民謡の歌い回しの共演、さらに中国流行歌を考察したエッセイで世界を彷徨うような作品。


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《47》Music Archives of West Africa. The 1970s in Bouake

MEG-AIMP / Musee d'ethnographie de Geneve (CHE) / ritmo calentito (JP)

スイスのジュネーヴ民族学博物館に眠っていた西アフリカはコートジボワールの貴重なフィールド録音を蔵出し。


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《48》SALON DADA, COL CORAZON / Lo que no existe, existe: Registros de una saga post punk en el Peru

buh (PER)

ペルーの激アンダーグラウンドなDIYパンク/ポストパンクバンドを収録した、籠りがちな現状の鬱憤を晴らしてくれる(?)重箱のスミ突きっぷり音源!!!


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《49》INOYAMALAND / SWIVA

ExT Recordings (JP)

イノヤマランドの22年振りとなる完全新作4thアルバム!心洗われる美しさの中にも予想外の狂気を孕んだ、12篇の音響詩。


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《50》LES CONCERTS DE LA NUIT - NIGHT-TIME CONCERTS

FREMEAUX & ASSOCIES (FRA)

世界の様々な地域の夜の景観をフィールド・レコーディングした名作2枚組CD!!! これをかけながらの読書など、贅沢の極みなのではないでしょうか?


 

 

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2020年は新型コロナウイルスの席巻により、世界的な共有感覚を自ずと持つことになりました。友人・知人や国内外のアーティスト達にも気軽に会えなくなり、STAY HOME状態が続き、自粛の気運も高まりましたが、食べて、寝て、散歩するだけでは満たされない心の隙間を埋めてくれる音楽の必要性を感じた方も多くいたのではないでしょうか。そんな渦中での、ロスアプソン年間ベスト50選です。

《1》洒落っ気たっぷりの完成されたアーバン・ブギー・ナンバーが目白押しの、URBAN VOLCANO SOUNDSによる1stアルバム!!! ゲストプレイヤー起用のハマったセンスも素晴らしかった! 既発7" EPの楽曲も別バージョンで収録されているので、ファンはその辺もチェックをお忘れなくぅ〜。

《2》2020年、最も印象的な時代に寄り添う楽曲を7" EPと配信で2作連続リリースした坂本慎太郎。微かな予言、希望、そして現実を研磨した言葉と、脱力しながらも筋の通った演奏で、さらりと届けられましたが、やはりそのセンス(?)に俄然魅了されました。染み入ります。

《3》箏曲家の沢井忠夫&沢井一恵、尺八奏者の山本邦山、ジャズ界から前田憲男、猪俣猛など手練れ演奏家を召集し異種混合交流を試みたアルバム。日本民謡をジャズ・ロック(?)で染め上げ、1973年にRCAからリリースされた世界注目の和モダン・サウンドが、なんと英〈MR BONGO〉から復刻。その事実に衝撃を受けました!

《4》期待していなかったのに(正直でスミマセン…)ズルズルとハマり込み、気がつけば毎日こればかり聴いていた。敏感センスを持つ脳BRAINに、ある日の納品時に「また聴いてますね、スイスの」と言われ、本当にしつこいほど聴き込んでいたので、なんだか少しハズカシくなった思い出が…(なんでだ)。スイスのシンセウェーブ〜エクスペリメンタル・ポップ〜DIYオルタナティヴ〜プレ・テクノ界隈の底力を思い知らされました。
※P.S.:35位に選出した“MEGA WAVE ORCHESTRA”は関連アイテムですので、こちらもチェックをお忘れなく!

《5》新鋭レーベル〈STRANGELOVE〉がなんだかビビビっと気になって、オーダーしてみたら面白くてビックリしたやつ! 80年代ポルトガルの実験音楽デュオ、DWARTの初期未発表/ライブ音源を編集したアナログLP。いろんなものがこんなに溢れている時代でも、ピュア・ニッチな匂いを嗅いだような気がしてワクワクしました!

《6》その洒脱なセンスに度肝を抜いた逸品。正道からタフに逸れる手腕に脱帽。粋の中にアヴァンギャルディズムが息づく、確認するべき独創芸の素晴らしさ! 特マストだと思います。

《7》石原洋の23年ぶりのソロアルバム。雑踏から立ち現れる電子音や空間エフェクトの数々と演奏の同居したミュータント・ミュージックコンクレートは、新たな聴取体験の提案であると言えます。

《8》40年ぶりに完全新作アルバムをリリースした、〈Crammed Discs〉創立者マルク・オランデル率いるアクサク・マブール。今までの歴史を全て注ぎ込み、ニッチ・ポップの金字塔を打ち立てた感のある、聴けば聴くほど胃もたれせずに発見のある、素晴らしく豊かな内容。

《9》2020年、ロスアプソンにて華麗に?旋風を巻き起こした脳BRAIN a.k.a. DJ ACID A MANNERによる、正気とは思えない高速コンデンスド・コラージュ作。45回転/ピンクのキッチュでドぎついカラー12インチでラヴ・エクストリームも最高潮!

《10》フランスのアヴァンギャルド・ジャズ・ユニットNO TONGUESによる2020年リリースの2nd。先住民族とのワークショップやフィールドレコーディングの素材を構築した、ハイブリッド・イマジネーション溢れるボーダーレス・エクスペリメンタルな内容に興奮します。

※DJ MIX作品や売れ筋アーティスト達(メルツバウインキャパシタンツヘア・スタイリスティックス虹釜太郎等)の関連作品は、当店の定番・特別枠扱いとなりますので、くまなくチェックをよろしくお願い致します!

(LOS APSON?店主・山辺圭司)
[2020.12.21.]

2020年12月22日にFORESTLIMITにて開催した「2020年にLOS APSON?がビビビっ!ときた作品の年間50選チャート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 発表会」でも、今回の年間ベスト選出作品について解説しておりますので、是非ともご覧下さい!!!